リチャード・ヘインズ博士の証言

ヘインズ博士は1960 年代半ばからNASA(米国航空宇宙局)の研究専門科学者だ。
彼はジェミニ計画,アポロ計画,スカイラブ計画をはじめ,数々の計画に取り組んできた。ヘインズ博士は過去30 年以上にわたり,説明のつかない空中現象についての肉眼とレーダーによる3,000 を超える異常目撃事例を集めている。
彼によれば,外国の数多くの事例も文献に見られ,それらは米国の報告と性格がとてもよく似ている。米国でのある事例は,一人のB-52 機長が博士に語ったものだ。

その機長と乗組員たちは,5 個の球体が同機の各翼端のすぐ外側,後方,頭上,および下方に現れ,同機と同じ巡航高度と速度を保ちながら一緒に飛行するという体験をした。機長は回避行動によりそれらの球体を振り切ろうとしたが,各球体は正確な位置を保ち続けた。
他の幾つかの事例では,パイロットたちがUFO の透明な丸屋根の中を覗き,その内部を詳細に見ることができた。

科学的観点から,私は[UFO に関する]データを無視することができない。
その現象(*UFO 現象)はあまりにも美しく,迫力があり,好奇心をそそるので,それには何らかの科学の関与が必要だ。
パイロットの目撃情報は,幾つかの理由でとても重要だと思う:第一に,パイロットたちは高度な教育と訓練を受けている。つまり,彼らは職業人としての経歴を賭けている。
だから,航空機の横または近くで目撃される奇妙な物体や光体について,ありきたりな説明をすべて除外しない限り,彼らは名乗り出て報告したりはしない。そうすることで,彼らは自らの経歴を危険に曝すことになるからだ。

もう一つの理由は,彼らが乗っている航空機に,あらゆる種類の電磁センサーや電磁波の影響を受ける装置類が満載されていることだ。
だから,それらの装置類,無線,レーダー,方向探知機,表示器,距離測定装置,操縦席の様々な計器などに何か特徴的な変化が見られた場合,その現象に関係した放射場の性質について何かを知ることになる。
そしてもちろん,その放射場の性質は科学の対象となるものだ。もし使用できるデータがあり,それが良質でしっかりしたものなら,科学がその現象に興味を持つことは可能だ。
多くの事例で,空軍の迎撃機がこの現象を確認または調査するために発進してきた。パイロットたちはレーダーによる情報を求める。レーダーに何か映っているか? 
私のエアキャット・ファイルには十分にそれを肯定する,実に多くの明瞭なレーダー報告事例がある。