米国空軍軍曹
カール・ウォルフの証言
2000 年9 月
カール・ウォルフは1964 年1 月から4 年半空軍に勤務した。彼はNSA(国家安全保障局)施設で働いていたとき,ルナー・オービターが撮った月面写真を見せられた。そこには細部まで分かる人工構造物が写っ
ていた。これらの写真は1969 年のアポロ月着陸以前に撮られたものだった。

私がいた部隊は写真偵察に関わっていた中、1965 年の6 月か7 月か,その時期のことだったと思う。私は電子工学の知識を持つ写真技術者だった。
ある時、私はこの現像所に入り,装置を見た。我々が行なっている作業は機密扱いであること,我々の仕事は区画化されているために,彼が私に話すことができるのは私に関係のある部分だけであること,などだ。とにかく彼は,デジタルデータとして受信された情報を写真画像に変換する装置を見せながら,物事がどのように進んでいくのかを一つ一つ説明してくれた。
私を部屋の一方の壁際まで連れていった。そして彼はこう言った。“ところで,我々は月の裏側に基地を
一つ発見したんだ”私は,誰の? と訊いた。どういう事だ,誰の基地?
すると彼はこう言った。“そうとも,我々は月の裏側に基地を一つ発見したんだ”それを聞いて私は驚き,少し恐怖を覚えた。もし今誰か部屋に入ってきたらどうしようかと,私は密かに考えた。我々は危険に曝されている,面倒なことになっている。なぜなら,彼は私にこの情報を話してはならなかったからだ。

それらの建造物は巨大だった。
建造物の幾つかは半マイルの大きさがあった。つまり,巨大建造物だ。その大きさは写っている写真ごとに様々だった。先に述べたように,形状の幾つか―建造物の幾つかはとても高く,細かった。高さは分からないが,とても高かったはずだ。写真は斜めから撮ったもので,影があった。球形やドーム形のとても大きな建物があり,ひときわ目立っていた;大きな物体だった。本当に興味深かった。なぜなら,私はそれらを心の中で地球上の建造物と対比させていたからだ。しかし,それらは大きさと構造において,地球上で我々が見る何物とも比較にならないものだった。建造物の質感はかなり似ていた。私はそれを金属構造物に見立ててみたが,金属的な鮮明さはなかった。むしろ石の構造物のように見えた。それも人造の石だ。

私はそれ以上それを見たくなかった。命が危険に曝されていると感じたからだ。言っていることがお分かりか? 本当はそれをもっと見たかったし,それをコピーしたかった。それについてもっと話し,議論をしたかったが,それはできないと分かっていた。これを私に話していた若い同僚は,完全にその時点での限度を踏み越えていた。

私の機密取扱許可が切れたのは―1998 年の10 月か1 月だったと思う。私が自分の見てきたことについて実際に妹と話し合ったのは1998 年頃だった。
というのは,彼女はUFO 現象に興味を持っていたからだ。
私はコーソ大佐の本ザ・デイ・アフター・ロズウェル(The Day AfterRoswell)を読んだ。彼は本の中で,信じられないようなことを数多く述べていたが,最後の辺りで,月の裏側には基地があるとも述べていた。私はそれを読んで,そのとおりだ!と言った。