ディスクロージャー

他にも大変いい質問がありました。「すべてのETが相互次元的なのでしょうか。  グレイのような実際のETがいるのか、それともグレイのように見せかけられているPLFなのでしょうか、こいう問題について明らかにしていただけますか?」

PLFというのは、Programmed Life Forms プログラム生命体のことだと思いますが、この問題が示すことは、少々やっかいです。以前、確か1990年代の半ばに書いた「ETと新しい宇宙観」という論文に触れたいと思います。他の星系に到達できる地球外文明について述べたものです。その意味は、これらの文明はすべて、定義上は、異次元的、 超次元であるということです。

その意味は何でしょうか? 例えば、あなたが地球から1千光年離れた星系から来たとしましょう。1千光年は、私たちの銀河である天の川銀河までの距離の1%ですが、 あなたの住む星系から地球まで来ようとすると、光の速さでも千年かかるということです。そして帰りも同じように1千光年かかります。コミュニケーションも同様です。つまり、星間(インターステラー)文明であるということは、定義上は異次元間的(インターディメンション)なのです。光の速度の壁を通りぬけならないということです。これがわたしの論文の要旨です。

光の境界(バリア)を渡るとき、これは電子システムの位相に関係しています。すべて電子的な技術、磁場による推進力です。これによって他の次元を通ります。直線的な時空を抜けるのです。ここから地球まで直線的に1千光年進むのではなく、直線的な時空から抜け落ちて、つまり、移動時間と移動距離を圧縮することで、ここに来るのです。地球の周りで直線的な時空に降りてくるときは、また光の壁を通って、3次元、あるいは4次元(時間を含めるならば)に戻ります。つまり、地球に来たETはすべて星間移動できる文明であり、同時に異次元的なのです。

ここで少し紛らわしくなってくるのは、人々がETではない多次元的存在との振り合いを体験することなのです。これはどういうことでしょうか? 例えば、あなたが天使とか、亡くなった父親との経験をしたとしましょう。ポルターガイスト現象でもいいです。これは、いわゆるアストラル次元の誰かが、ある特定の条件下で、直線的な時空に侵入して、テーブルの上の花瓶を倒したり、あなたの肩に触れるというようなことですね。これは別の次元にいる知的な存在であり、他の星系の惑星から来た人ではありません。つまり、星間移動が可能なすべてのET文明は、次元間的ですが、次元をまたいで存在するものすべてがETではない、ということなのです。おわかりでしょうか?

これは非常に重要なポイントです。世の中には、これについて多くの混乱が生じています。外的現象が起こったときに、それが超次元のET現象と似ているために、他の次元からのものすべてがETだと間違って捉えられるということです。これが90年代の半ばに論文を書いた理由ですが、しかい今の時代はもう本を読む人はいません。大学の教授として言わせてください。みなさんはもっと読むということをする必要があります。この論文はHPにも載っていますし、私の最初の本にも入っています。この二つの差について詳しく述べています。時空を含む宇宙学、星間旅行だけではなく、他の次元について、それがどのように折り重なっているかについても述べています。これらがわかってこそ、正しい理解ができるからです。

この質問をされた方が誰なのかわかりませんが、グレイと呼ばれるETは、本物もいれば、そうでないものもいる、というのはその通りです。諜報機関は遺伝物質を採取していますし、また、同時に演出的な技法も使っています。実際にこの空軍の諜報士官が語ったところによると、特殊部隊の中で非常に小柄な兵士たちをグレイのように扮装させて、電子兵器を装備した人工の円盤に乗せ、他の化学物質や幻覚剤を使って(その存在はわたしも事実として知っています)、人を誘拐しています。彼が例としてあげたのは、ある人が機密の施設に入り、見てはいけないものを見てしまった例です。その後グレイのように見せかけた兵士も含む誘拐部隊が脅すために彼の元に送り出されました。

40年代~50年代にかけて本格的に開発されたこの敵対諜報能力について何も知らない人たちは、100%だまされて、これがETであると信じます。100%人が作ったものであるにもかかわらずです。これがこの問題の重要な点です。このことを識別する力を持たないと、まただまされることになります。バンドのTHE WHOが「われわれはもうだまされない」と書いたときのようです。だまされてベトナム戦争をしたときにこの言葉を書いたのです。でも、まただまされました。ずっとだまされ続けているのです。9・11でだまされました。イラクでもだまされました。不幸なことに、宇宙の問題でもだまされかけているのです。わたしたちが目覚めて、こういうことが可能であること、人が作ったものであり、ET現象をシミュレートすることができることを知らない限り、まただまされることになります。この自作自演能力を開発するために60年間に渡って、何兆ドルという資金がつぎ込まれてきたことを忘れてはなりません。すべての人がこれを理解することが、とてもとても大事なのです。

これらの質問をできる限り多く答えようと努力しています。他にもとてもよい質問がありました。「発明家が新しいテクノロジーを持ってきた場合、どのようにして彼らを守りますか? オープンソース化するだけで十分でしょうか? そして、こうした場合、どういうことが起こりえますか?」 ここまで話してきた問題にも関係しますが、こういう問題があります。オープンソース化するだけでは十分ではありません。極めて多数の人に注目されなくてはならないのです。

3週間ほど前ですが、素晴らしい オーバーユニティーのシステムを開発したアリゾナの人と電話で話しました。彼はそれを秘密にしておいて、アラスカとアフリカにあるメガワットの発電所に入れようと考えています。資金提供は石油首長国の一つです。彼は賢くふるまっているので、誰にも知られることなく、その発明によって世界は救われると・・・。

わたしはこのような、作戦的にはいまだマークされていない天才発明家に何百人と会ったことがあります。彼らは一人残らず、暗殺されたか、買収されたか、計画が失敗したかです。オープンソース化し、前面に押し出すだけではなく、それと合わせて、先手を打って一般への公開をすることが大事です。それによって、誰でもが知っている知識になります。インターネットで流れるようにしなくてはなりません。フェイスブックやツイッター、マーク・ザッカーバーグ、その他みんなが後ろについて支えてくれるようにするのです。

ですから、もし、誰かが「ここに新しい装置があります。このプロトタイプ(試作品)から実際に家で使うようにするためには、1億ドルかかります」と言ったとしたら、わたしは「ありがとうございます。その内の2千万ドルを研究開発に使って、残りの8千万ドルは、人々の教育と、ディスクロージャーに使いましょう。少なくとも地球上の20億の人に、これが存在することを知らせましょう」と答えます。なぜなら、もし、そうしなければ、1.死ぬことになる 2.研究事体が強制的に止められ、存在しなかったことになる 3.装置の行方がわからなくなり、誰かが盗む。そして、諜報機関か大企業が買取る。まるで木が森で倒れて誰もその音を聞かなかったのと同じになります。

これがこの数十年の間起こってきたことです。このテクノロジーを明らかにしないことが、彼らのアキレスの踵(一番の弱点)なのです。だから、フリーエネルギーの研究を中断させられるのです。ほとんどの方がご存知と思いますが、数年前、私たちのエネルギー研究部門であるオリオンプロジェクトは、スタン・メイアーの記録文書をほとんど手に入れるところまで来ていました。記録文書だけではなく、実用可能な装置が詰まった倉庫全部も含めてです。そこには、彼が発明した水を燃料として動く車やドーナッツ型をしたトロイドもありました。トロイドは100%本物の電磁気フリーエネルギーシステムです。80年代には国が安全保障秩序をしていました。それが倉庫に眠っていたのです。ミシガン州から来た工学グループがいて、彼らは数百万ドルのお金を持っていましたが、わたしたちには20万ドルしかありませんでした。結果的に彼らがその技術を持っていきました。当時わたしはインタビューで、その技術を公的に開示して、10億とか20億の人にその存在を知らせない限り、彼らは暗殺されるだろうと述べました。

それから早送りして3、4年後、ブリテン島に住む男性からヒステリックな電話がかかってきました。その人の名前は口にできませんが、ミシガンでスタン・メイアーの技術を取得した工学グループの背後にいた人物でした。グループのメンバーによって装置は使えるようになったけれど、彼らの命が危険にさらされているので、助けてくれないかというのです。わたしは「やってみます」と答えました。その人とは長い話をしました。グループの人たちは、これによって金持ちになれること、開発は秘密裏に行うということを確信させられていました。彼らはアメリカを離れて環境に優しい国に行こうとしていました。驚くかもしれませんが、たとえ火星に行ったとしても、暗殺者たちは放ってはおかないでしょう。

彼らはわたしのアドバイスに従いませんでした。わたしは3ページに渡るメモを書いて、彼が今すぐにやるべきことを伝えました。その技術を大規模に公開すること。大きな記者会見を開く。オープンソース化して、世界中の大学で複製できるようにすること。とにかく表に出す。表に出して広げる。ターゲット(的)にならなければ、狙われることはありません。的が世界中に拡散するからです。これがわたしがディスクロージャー・プロジェクトでやったことです。わたしがまだ生きている理由の一つです。彼らはわたしのアドバイスに従いませんでした。お金は悪の根源です。彼らは秘密にしてやり続ければ、金持ちになって、次のロックフェラーになれるとか、そのような愚かなことを信じたのです。

数ヶ月前、彼らはすべて殺されたことを確認しました。これは悲劇です。技術も失われてしまったことでしょう。でも、わたしは驚いていません。これが起こったとき、わたしにはこうなることがわかっていました。でも、誰も耳を貸そうとはしませんでした。みなさんに耳があるなら聞いてください。もし、こういう技術を持っている人がいて、諜報機関を出し抜いて、秘密にできると思っているとしたら、小規模でとどめておくことがいいと思っているなら、15の異なる特許で隠せば、誰にもわからないと思っているとしたら、こういう考え方はすべて一つ残らず失敗すると思ってください。世に出すことはできないのです。それが証拠には、これらの技術はこの100年間ですべて発明され、消えていったからです。

狂気の定義は、同じことを何度も何度もやりながら、違う結果を期待することです。 今わたしに定期的に起こるフラストレーションは、数ヶ月ごとに使用可能な技術を持つ(少なくともそう断言する)人に出会うのですが、彼らは、わたしの戦術的アドバイスを拒否します。その場合には、それ以上できることはほとんどありません。彼らは、ニコラ・テスラから始まって、これまでの発明家がすべて落ちてきたのと同じ罠に落ちるからです。究極的には、オープンソース化しなくてはなりません。そして、同時に信用できる人たちによって、同じものを作ってもらうようにしなくてはなりません。レナード・ディカプリオのような人を味方につける必要があるのです。ディカプリオはアカデミー賞受賞の席で「環境保全の手助けをしたい」と述べました。今はそれができるときに来ています。今まではできなかったことができます。問題は、技術を開発した発明家や投資家のグループが、この戦略に沿ってやってくれるかどうかです。

どこかの時点で、誰かがわたしのアドバイスを聞いてくれることを期待しています。 25年間、この件で世界中の人に会っています。こうした技術が現れては消え、現れては消えるのを見てきました。やってきて、姿を現し始める、そして消えるのです。消えないのは、インチキなものです。この電話ではそれには触れませんが、完全にでっち上げのものが巷にはたくさん出ています。本物は、残念ながら致命的に戦略が弱いのです。本物の試作品があったとしても、それを世に出すためのプランがないのです。それがわたしたちがやろうとしていることです。人には会い続けます。いつか−それが今年であったらうれしいのですが、それは難しそうです。いつか、本物の装置を持つ人に出会って、独自でテストを行い、独自で複製を作り、大規模に公開して、オープンソース化することができる日がくることを願っています。

これからの展開を見ていましょう。しかし、この質問をしてくださった方への答えはノーです。オープンソース化だけでは十分ではありません。それだけでは、そこに存在しているだけで、誰もその存在を知ることができないからです。注目をあびる人をたくさん巻き込んで、味方につけなければなりません。ちょうどU2のボノの素晴らしいインタビューを見たところです。ボノの友達がわたしのチームのメンバーなのです。ボノは、サハラ砂漠以南のアフリカ大陸への電力供給を強力に推し進めようとしていますが、このようなゼロポイントエネルギーなしでは、資金もないし、その能力もありません。インドも同じ問題があります。発電所を作り、電線を調達するだけで1兆ドルというお金がかかります。しかし、すべての村や家々、会社を動かす装置があれば送電線はいりません。発電所もいりません。

これがわたしたちがまとめる必要があることです。究極的には、これらの人々は都市伝説を聞きたいわけではなく、使用可能な試作品を見たいのです。わたしの仕事は、使用可能な試作品を持っていて、協力してこの戦略を行える人を見つけることでした。これは大変難しいことで、それは、戦略が今までのやり方とは大きく違うからです。通常の技術ではこういうやり方はしません。ベンチャー企業では当然やりません。わたしが「お金の売春婦」と呼んでいる人たち、彼らがもちろんこの問題の大きな部分を占めているのですが、彼らは何でも秘密にしたがります。新しいi-phone の機種だったらもちろんそういうやり方をするでしょう。しかし、フリーエネルギーの装置のような爆発的なものではそれはできません。新しいソフトやアプリ、i-phoneを広めるのに使える戦略やビジネス思考は、フリーエネルギーの装置のように既存の価値基準を打ち砕くようなものには使えないのです。

こういうことをアドバイスしようとしてきましたが、今までのところ、本物の装置を持っていた人でこのアドバイスを聞いてくれた人はいません。こういうところが今まで来た質問のいくつかです。そろそろ1時間になりますね。早く時間が経ちましたね。たくさんの人に良い参考になったのならいいですが。みなさんのお役にたったことを願います。とても楽しい時代になってきました。ここで再び、みなさんのご支援に対してお礼を申し上げます。世界中から支援が来て、とても感動しました。寄付の額は5ドルから11万1千ドルまでありました。今金額は65万ドルに近づいていますが、これは独立したプロジェクトでは世界で最高額の映画のクラウドファンディングの一つとなりました。

本のことについてもお話したいと思います。今日、この本で共同執筆するスティーブ・アルテンと話しました。本の発売が映画と同じ頃になるといいと思います。少しそれよりも遅くなるかもしれませんが、同じ頃になるよう望んでいます。2月の後半か3月です。1月の初旬には完成してほしいと思っています。これもまた大変な仕事です。この本のことは映画のことほど話しませんが、何千ページにもなるトップシークレットの証人の話の書き起こしや政府の書類を400ページの本に煮詰めるのです。膨大な作業です。映画が終わりに近づくにつれて、このもう一つのプロジェクトにもっと力を注いでいくことになるでしょう。

みなさん、再度、ご支援ありがとうございます。支援を続けたい方や、そういう人を知っている方々のために、10月の20日までクラウドファンディングのプログラムを続けます。ネバダ大学、グリーンスパン講堂での講演(11月13日の夜)に来られる方々はそこでお会いしましょう。詳細はメールでお送りします。当日来られない方のためにはウエブでのセミナーがありますので、そちらの詳細もお送りします。

ありがとうございました。(完)